
「ただ、一人の人間として居て、普段から本来の自分で、
淡々と流れに応じて過ごしていきたい。」
今日はそんな風に感じた、旅の出来事を話します。
1月の中旬に山陰を訪れました。
息子二人が今春からアパート暮らしを始めるので、その準備です。
(揃いもそろって山陰地方、なのです)
本人たちが調べて選んだ物件を見ていくので、現地での行き先はわたしには決められない。
しかーし、のんびり屋の息子が候補を出してきたのは、出発日の朝!
内心、かなりイライラしながら出発日まで過ごし、
東京で新幹線に乗ったところで既にグッタリです。
翌日、山陰地方には珍しく穏やかな良い天気の中、息子提示の不動産屋さんに到着。
ベテランの担当者さんに巡り会い、打合せはとてもスムーズに終わりました。
不意に「どこか行きたい」と思ったので、聞きました。
「景色の良いところ、ご存じないですか? 天気が良いので行ってみたいです。」
「それなら稲佐の浜かねぇ…日御碕は最高だけどちょっと遠いんですよ。」
(そういえばテレビで「稲佐の浜はお勧め」みたいなこと言ってたっけ)
大社方面には、近くのショッピングモールから毎時一本バスがありましたので、
行ってみることにしました。
夕景の時間には早かったので、出雲大社にお参り。
あの、下っていく独特の参道。最後に少し上って、本殿。
奥宮の裏手、樹木の足下は美しい苔で覆われていました。
空を見ると雲が次第に増えている…
やや心配しつつ、稲佐の浜に向かいます。
「なにこれ、凄いんだけど…!!」
(語彙力ゼロですみません。詳しくは次回に。)
開けた遠浅の海岸
穏やかな海
海に沈む夕日
山陰は出身なのでわかるのですが、この三つが揃うことが少ないのです。
特に冬場は天気が良い日が少ない。
天気は良くても風が強くて海がしけているとか普通にあります。
岩場も多いです。
後で伺いましたが夏場は太陽が東寄り…陸の方へ沈むそうです。
美しく、刻一刻変わる風景を、時間を忘れて眺めていました。
すると近くに熊手の箒を持ち、長靴履いて歩いてくる年配の方が…
聞けば毎日散歩ついでに清掃されているそうで、写真を撮っていただきました。
その方の指示に従って海に向かって歩いた結果…
それが冒頭の写真です。
旅は自分を解放してくれます。
余計な何かが剥がれ落ち、ただただ一人のひととしてそこに居られる。
それは薄々気づいていたけれど、
その状態の自分で流れに任せて動いて…起こる出来事を振り返ったとき、
普段もこの感覚で過ごしたいと思ったのです。
運の良さを望む、というよりも
いろいろあっても納まるところに納まって安心する。そんな感じです。
コメントをお書きください
ハラヒトミ (金曜日, 17 2月 2023)
素敵です。旅は自分を解放してくれる・・・
住んでる町は、自分をよく知らない人が勝手なイメージで自分を見てる。
自分でも自分がわからないのに・・旅に出るとどんな自分にもなれる気がするな。
暖かい空気に包まれ、時間なんて気にしない日が沈んだらご飯を食べる。そんな時間が幸せです。
ホシノ (金曜日, 17 2月 2023 17:35)
「自分をよく知らない人が勝手なイメージで…」
そのイメージと自分自身のギャップに振り回されたり悩んだり。
そこから自由になれる感覚こそ、日常に持ち帰りたい。
それはハラさんのおっしゃるように、
自分の可能性を広げてくれることですね!
有難うございます。