イタい買い物

　暖かくなって、どこかに出かけるのも楽しみな季節ですね。

　今日は買い物の話です。それもイタいやつ。

 

　思い出すだにイタい買い物、わたしにはあります。

 

　その昔、バイクに憧れて、自動二輪（中型）の免許取ったんです。

　すぐに乗りたかったのですが…バイクを買うお金はどこにもなく、

　かといってバイトする気力もない、ふやけた学生でした。

 

　だけど買ったんですよ。ヘルメットを！

　忘れもしない、アライの白のフルフェイスヘルメット。

　（当時はAraiとSHOEIという二つのメーカーが有名で、

　アライの形が細身でかっこよく見えたのです。）

 

　いつか乗りたいという憧れだけで買ってしまった。

 

　　（恥ずかしい…）

 

　なのに社会人になっても転職やらいろいろあり、

　交通の発達している首都圏に来てからは、憧れも霞み…

　そのヘルメットも実家に置き去りのまま、年月だけが流れました。

 

　ある日「使いたいという人がいるからあげても良いか」という電話。

　使っていただけるなら有難いと、喜んで差し上げました。

 

　ところが、購入後15年以上経ったヘルメット、

　内部の発泡性衝撃吸収材が劣化していたようです。

 

　かぶって脱ぐと、白いモノがポロポロと髪に付く…

 

　結局役には立たず、廃棄処分となりました。

　　（こうして書くと改めて恥ずかしい…）

 

 

　住み替えも多額の出費を伴います。

　金額が大きいので「超イタい買い物」にならぬよう、

　方針を決めてから動き出すことをお勧めします。