
建築物を建てるとき、一定以上の規模の建築物の設計は建築士でなければ出来ません。
そのような場合は誰かに依頼することになりますが、
「依頼者として」建築士と話をするのは、人生でもまれな出来事です。
出会う建築士によって、住む家が変わると思うと…
「一体誰がいいんだろう」
「やっぱり一級建築士だよね」
「近くの設計士さん、ビル手がけているらしいよ」
お気持ちはわかりますが、ちょっと待って~
1.一級建築士だからといって、住宅が得意とは限らない
そもそもの話として、一級建築士と二級建築士の違いってなんでしょう?
ざっくり言って「設計できる建物の規模」、これだけなんです。
一級建築士は規模や用途にかかわらず、建築物の設計が出来ます。
二級建築士は設計できる建築物に制限があります。
詳しくはこちらの図解を見ていただけると分かりやすいです。
一級建築士は小さな木造住宅からスタジアム、学校、病院、デパートなど大型の建築物まで設計できる免許です。
一級建築士の免許取得が難しいのは、設計範囲が幅広いだけに基礎となる知識や素養が多く必要だからです。
大型のプロジェクトの場合は、何人もの建築士が協力しながら設計を進めていきます。
大手の会社に所属する建築士がそれにあたります。
ビルは何棟も手がけているけど、木造住宅はやったことがない方もおられます。
二級建築士は戸建住宅レベルの規模は十分設計できる免許です。
意外に大きいものも出来る免許(汗)。
規模が限られているので、住宅分野で実績を積んでいる人も多いです。
2.設計士という資格や免許はない。
そうなんです。設計士という資格はありません。「建築士」です。
一級建築士(免許を国が付与)
二級建築士(都道府県が付与)
木造建築士(都道府県が付与)
余談ですが「建築家」も30年前は呼称に過ぎませんでした。
名乗るだけなら誰でも名乗れた(笑)。
現在、JIAの登録建築家とAPECアーキテクトは呼称ではなくれっきとした「資格」です。
まとめ
ひとにはそれぞれ得意分野があるように、建築士にもそれぞれ得意分野があります。
商業ビルが得意な人、集合住宅が得意な人、戸建住宅が得意な人
木造が得意、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造。
構造計画が得意な人、建築設備に詳しいひと、斬新な建物に挑戦するひと…
なので、話をしながら「この人は何が得意なのかな」と観察し、聞いてみて欲しいのです。
ホームページでわかることもありますから最大限活用しましょう。
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